タライ縛りを始めたきっかけ
あるときふと思いました。
「いろんな罠を中途半端に強化するより、ひとつの罠を極めたほうが効率がいいのでは?」
トラップ開発に使うモンスターポイント(MP)は、気づけばあっという間に足りなくなります。
だからこそ、“ひとつの罠を徹底的に育てたら、どこまで通用するのか”を試してみたくなりました。
そして選んだのは、少し弱そうな印象のある罠──“タライ”。なんとなく地味で、おまけのように思えるこの罠が、もし本気を出したらどうなるのか。
そんな興味と、周回を少しでも早くしたいという気持ちから、
タライ縛りの実験を始めてみました。

弱そうで危険?タライ罠は意外とやる
結果は、想像していた以上です。
タライだけで築いた城の防衛は思ったより粘り強く、
単純な構成の中にもしっかりとした戦略性が生まれました。
モンスターポイントの入手法と使い方
罠を強化するためには、モンスターポイント(MP)が欠かせません。
このポイントは、モンスターの育成やトラップ開発を進めるための大切な資源です。
主な入手方法は次の2つです。
・冒険者の街への探検
・回復の泉(罠)の利用
特に「回復の泉」は、冒険者が利用するたびにMPを獲得できる重要な罠になります。
ただし、レベルを上げるほど維持費が高くなり、ゴールドやMPの獲得効率は思ったほど上がりません。
回復の泉のレベル別比較表
レベル | 維持費(G) | 獲得ゴールド(G) | 獲得モンスターポイント(MP) | メモ |
---|---|---|---|---|
5 | 150 | 140 | 3 | コスパ重視 |
10 | 300 | 200 | 5 | バランス良くおすすめ |
19 | 570 | 230 | 6 | 維持費の割に伸び小さめ |
20 | 600 | 230 | 6 | コスパ悪化気味 |
私はいつも、レベル10で運用することが多いです。
コスパのバランスがちょうどよく、長期的にも安定します。
また、「回復の泉」はレベルを上げるごとに1つ入手できる仕組みになっています。
そのため、16年4月以前にできるだけレベルを上げておくと、
次の周回では泉の数が引き継がれ、MPを貯めやすくなります。
小さな差に見えても、この積み重ねが後半の安定度に大きく関わってきます。
特に縛りプレイでは、この“効率の底上げ”が鍵になりますね。
では、実際にタライだけで挑んだ罠攻略の結果を見ていきましょう。
罠攻略・タライ縛りで20年突破
タライ罠だけを配置して、どこまで戦えるのか。
そうして始めたのが、今回の「タライ縛りプレイ」です。
結果としては、20年目の城防衛を突破できました。
タライだけの構成でも、配置と強化のバランスを工夫すれば、意外と粘り強く戦えます。
タライは一見、地味で威力も低めに感じますが、
レベルを上げることで回転率が高くなり、冒険者の足止めに十分な力を発揮します。
📝このプレイで感じたポイント
・罠は回転率も重要!
タライは攻撃間隔が短いぶん、連続ヒットを狙いやすいです。
敵が多い場面ほど効果を発揮しました。
・維持費の少なさで安定運用できます。
ゴールドに余裕ができ、アイテム購入に資金を回しやすくなります。
さらに、罠を1種類に絞ったことで開発ポイントの無駄が減り、周回がスムーズになったのも大きなメリットです。
この縛りプレイをしていた当時、金策用モンスター「カクガリーン(通称:豆腐)」が
まだカンストしていない時期だったんです。
そんな豆腐が、冒険者の落としたゴールドをせっせと拾ってくれる姿が、
タライだけのシンプルな防衛戦と妙にマッチしていました。
タライ育成と効率化のコツ
タライ縛りで長く防衛を続けるためには、設置数とタイミングが重要になります。
実際に試してみて感じたのは、タライの数が少なすぎると18年以降に突破されやすいということです。
タライは一気に設置すると、すべてのタライが同時に落ちる仕組みになっています。
そのため、追加設置で間を埋めようとすると、クールタイムのズレが生じて、
落下のタイミングが合わず、冒険者に当たらないことがあるんです。
攻略のポイントは、一本道に並べて“同時に落ちる”状態を保つこと。
これにより、通路を通る冒険者に確実にダメージを与えられます。
下の画像は、17年4月時点でのタライの育成状況です。
・レベル:79
・ダメージ:6,220
・クールタイム:3.2秒
・維持費:2,370G
この段階でもまだ余力があり、配置バランスを工夫すれば20年突破も十分可能です。
シンプルな構成の中に、タイミング調整という小さな戦略があるのがタライ罠の面白いところ。
同じ罠でも、設置の順番やタイミングを変えるだけで防衛結果が大きく変わってきます。

意外とタライは強かったな。
布団で快眠を提供して、お土産を買って回復の泉でひと休み。
そして最後は――タライでゴンッ!
ようこそ、我が魔王城へ。
弱そうな罠を極める面白さ
タライ罠は見た目も名前も地味で、最初は頼りなく感じるかもしれません。
けれど、育ててみると意外なほど安定感があり、
シンプルな構成の中にしっかりと戦略性がありました。
育成の手間が少なく、維持費も抑えられる。
そして何より、“同時落下の一撃”が決まったときの爽快感は格別です。
弱そうに見えるものほど、
工夫次第で強くなる――そんな発見が楽しい縛りプレイでした。
攻略を突き詰めたい人にも、ネタとして遊びたい人にもおすすめです。
次はどんな縛りに挑もうか――そんな楽しみがまだまだ尽きません。
ゲーム情報
項目 | 内容 |
---|---|
タイトル | 魔王城ものがたり |
開発 | カイロソフト |
ジャンル | ダンジョン経営シミュレーション |
対応ハード | スマートフォン(iOS・Android) |
価格 | 1,000円 |
特徴 | モンスター育成・ダンジョン構築・探検・周回プレイが楽しめる作品 |
参照:カイロソフト公式サイト